みんなの感想

名前28歳 女性 会社員
 『窓ぎわのトットちゃん』を初めて読んだのが小学生4年生くらいだったと思います。それから18年後に続編に出会い、またトットちゃんの世界に行くことが出来てとても嬉しかったです。
 戦争の悲惨さ、でも悲惨な中にも楽しい日常もあったり、想像もつかない時代だけれど、知ることは大切だなと感じさせてくれる本でした。
 また改めて大人になってからの観点で『トットちゃん』を読み直してみようと思います。
名前63歳 女性 主婦
 大学生の時に初めて『窓ぎわのトットちゃん』を読み、卒業後教師となり、トットちゃんの話を生徒達とよくしました。定年退職する数年前、道徳の教科書に黒柳徹子さんを題材にした文章があり、授業をする機会もありました。その時、『窓ぎわのトットちゃん』の話や『ザ・ベストテン』のことも話しました。
 この度、『続 窓ぎわのトットちゃん』を書いて下さってありがとうございます。読み終えて温かい気持ちになりました。随分前のことを非常に細かく記憶されいることに驚きました。お母様やトットちゃんの逞しさや、当時の方々の生きることへの必死さや生きる力を感じました。
 文中の、「スルメが欲しかったにしても、トットは無責任だった。そして、無責任だったことがトットが背負わなくてはならない『戦争責任』なのだと知った。」が印象に残りました。100歳の『徹子の部屋』のトットちゃんにお会いできることは、なんという、楽しみ!
名前52歳 女性 会社員
 アメリカ在住ですが、この度、日本へ里帰りした際にこの本を買いました。「子供の頃読んだ『窓ぎわのトットちゃん』の続編が出版されてるなんて、こんなに嬉しいことはない!」と胸を躍らせながら読みました。
 トットちゃんは本当に素直で可愛らしい女性で大好きです。途中で声を出して笑う場面もあったと同時に、あんなに明るく楽しそうにしている黒柳さんも、本当にいろんな苦労をなさったんだなーと涙する場面も多々ありました。そしていっぱい元気と勇気をもらいました。これからもずっと応援しています。本を書いて下さってありがとうございます!

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この本の内容

  • 著者名:黒柳徹子
  • 発行:講談社
  • 発売日:2023年10月3日
  • 四六判上製256ページ
  • 定価:1,650円(本体1,500円)
  • 装画:いわさきちひろ
  • 装幀:名久井直子
東京大空襲の数日後、青森を目指して、ひとり夜行列車に乗ったトットを待ち受けていた試練とは?
「おめえのジンジョッコ、描いてみろ」。疎開先の学校で、みんなとなかよくなりたいトットが、考えついた方法とは?
「咲くはわが身のつとめなり」の言葉を胸に、トットが通った女学校や音楽学校の思い出は、映画、オペラ、ラーメン、それから?
「そのままでいいんです」。NHKの専属女優になりたての、トットが救われた一言とは?
アルバムからお借りした写真や、いわさきちひろさんの絵もたっぷり。
黒柳徹子さん
著者

黒柳徹子さんからの
メッセージ

私は、どう考えても『窓ぎわのトットちゃん』よりおもしろいことは書けない、と思っていました。私の人生でトモエ学園時代ほど、毎日が楽しいことはなかったから。だけど、私のようなものの「それから」を知りたいと思ってくださる方が多いのなら、書いてみようかなと、だんだん思うようになったのです。よし! と思うまで、なんと42年もかかってしまったけど、書きはじめると、笑っちゃうこと、泣いちゃうこと、それから戦争のことも次々に思い出されて……。

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